超会議3について

2014年4月26日、27日にあった超会議3の日記を過去日記から引っ張ってきた。


わたしは26日に「千本桜」大合奏、27日にBand Editionで「君の知らない物語」を演奏しました。両日おんぼろのピアニカで参加です。
大合奏すごくてねー、奏者80人とか100人とかっていってたっけ。リハは当日だけなのにしっかりできてて感動しました。スタッフさんにもリスナーさんにも大合奏は評判良かったよ。鍵盤ハーモニカ6人もいた!!!

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写真はなんか必死なわたし。
朝からずっと演奏してみたブースに張り付きっぱなし。楽しかったぁ。


27日も朝からBand Editionのリハでした。
10代のロシア女の子バンドとリプTONEさんと一緒にできたよ。色々大変なこともあったけど、よい思い出だよ。浴衣着付けわたしがしてあげたんだー。めっちゃ可愛かった!ロシア語勉強してればよかったなー。
ロシアバンドの後に、日本人バージョンでも君の知らない物語を演奏できました。急遽。一緒にやる予定じゃなかったHJさんやショボンさん事務員さんとも共演できてうれし。
鍵盤ハーモニカは紅い流星さんと2人で演奏しました!!!流星さん鍵盤ハーモニカまで紅くて素敵☆

流星さんが確認の為にチラチラわたしを見てくれるのにキュンとしてました。
とっても楽しかったです。

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お客さんいっぱい。
この日はやっと演奏してみたブースから抜けてほりえもんカレーを食べに行くことができました。ほりえもんが獄中に考えたカレーなんだって。お肉もしっかりしてて美味しかったよー!

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友達にも会えたし、新しく友達になれた人もいたし、忙しかったけど充実してました。いつかまたステージで演奏できるようにこれからも頑張っていこう。

 

以上、過去日記より。

 

この年が初めての大合奏だったんだよね。今ではすっかり超会議の名物になってるけど。初めての大合奏に参加できたって経験は嬉しいな。

Band Editionはトラブル続きだったけど、すごく楽しくやらせてもらった!トラブルもイベントのうち!

未だに録画したタイムシフトを見て「楽しかったなぁ」なんて思うよ。

 

 

 

天使だ…。天使なんだった。

先生はわたしのことを好きだと言った。

あれから、わたしからは電話しないようにしていた。思い切って先生の電話番号も消した。

何より自分の心の平穏のために。

 

しばらく前に部屋の掃除していたら昔のメモ帖が出て来た。
そしてわたしは見つけてしまった「先生」を。突然の出来事にわたしは愕然とした。
けれどもそれは昔のメモで、確かその後に先生は携帯の番号を変えたと記憶していた。だから、繋がらない番号だと思った。「現在使われていません」のアナウンスが流れるんだと思った。安心してしまいたかったんだ。完全に手の届かない場所に先生は行ってしまったと思いたかったんだ。そしてわたしはその番号に電話をかけた。
呼び出し音が鳴った。わたしは驚いて瞬時に切り、慌てて履歴を削除した。心臓が破裂するかと思った。かかってこないことを祈る他に何もなかった。

そして、それも忘れかけた頃、知らない番号からの電話に、ショッピング中のわたしは出た。出てしまった。
「亜美?俺。わかる?」
わからない訳がない。知らない番号だろうが何だろうが、わたしに先生の声がわからない訳がない。ねぇ。わからない訳がないでしょう?
「電話、くれたんだね。こっちの携帯放置してたから気がつかずに電源切れてて」
「……うん」
「亜美誕生日だったね。おめでとう」
冷静を保とうと必死に心を押さえつけるあたしに、先生は今の自分の状況を説明し始めた。
「あのね、渋滞にはまってさ、総合体育館抜けたところで…」
頭に描ける。描いてしまう。わたしの知っている場所。それから、わたしの知っている先生。話しながらわたしは売り物の洋服を手に取って戻して、手に取って戻して、何度も同じ場所をウロウロして、試着室の鏡を見ながら髪の毛をなでつけたりして、どこからどうみても不審な人物だった。

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「亜美ー。亜美の羽根を貸してよ。ねぇ。渋滞抜けて飛んでいくから」
その場にぶっ倒れてしまうかと思った。
いつだったか昔、先生はわたしの背中に羽根が見えると言った。羽ばたけると言った。その羽根で亜美は飛べるんだよ、天使なんだった、と。映画の撮影用に付けたあの羽根ではなく、本物の羽根があると。
本当に、わたしの背中には羽根があったんだろうか。わたしは飛べたんだろうか。涙が出た。その時先生が見た羽根も、いまは消えている。そんなもの、とっくに消えている。とっくにない。ない。なぜなら先生がいないから。先生がいなかったから。先生がいないわたしに羽根なんか。そんなもの。

悲しくて、悔しくて、せつなくて泣いた。
電話を切ってから泣いた。羽根なんかなくていい。先生なんかいなくていい。履歴を削除した。どっと押し寄せる疲労に肩を落として泣いた。どうして先生はいつまでも先生なんだ。一瞬でわたしを連れ去ってしまう。何もかもからわたしを引っぱがして当時の世界に連れ去ってしまう。先生のために生きていたようなあの頃に連れ去ってしまう。それも一瞬で。たったの一瞬で。


狂ってる。

ショッピングセンターからの帰り道、何もかもが先生だった。隣を走る車の艶やかな赤い色も、ガソリン値段の点滅するサインも、しぼりたてオレンジジュースのような男子学生達も、何もかもが先生と結びついてしまう。何もかもが。何もかもが先生だった昔のように、鮮やかな色々。
そして、どんどん拍車がかかる倦怠感にわたしは自分で驚いてしまう。


こんなの本当に全く狂ってる。

超会議2 / 千本桜演奏してみた

2013年4月27日・28日

超会議2が幕張メッセであった。

初めて参加した超会議。

硝子ちゃんが演奏してみたブースのイベントにベースで出演する。わたしはメイク係でついて行った。超会議2の演奏してみたブースは今みたいな大きなステージじゃなく、小さな一角だった。ティッシュ姫さんに憧れてベースを始めた硝子ちゃんが憧れの人と同じステージに立っていた。みんながノリノリで応援する中、わたしはひとりで感動してじゃあじゃあ泣いた。よかったね、よかったね硝子ちゃん本当によかったねって。

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超会議2で出会った人たちと一緒に作ったバンド「超No Mast!!」で千本桜を演奏してみた。

わたしはボーカル。めちゃ下手だってコメントで言われてるけど楽しかったからそんなのどうでもいいの。

 

今でも仲良くしてくれてありがとう。

思えば遠くへ来たもんだ。

この時はまさか来年自分が超会議のステージに出るなんて思ってもなかったね。

甲賀忍法帖ピアニカで演奏してみた

出た〜!!!

わたしの一押し動画!!!

2013年はまだバジリスクタイムが流行る前だ!流行の最先端!

バカバカしい動画だけど、マイリスとコメントたくさんもらえてうれしい。楽しんでもらえてとてもうれしい。

ギターソロのところのピアニカソロもがんばったよ!

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若かったねw

この動画も写真も吹き口逆なのw

まだ鍵盤ハーモニカに慣れてなかった頃かな。今では5台も所有することになってしまってすっかり慣れてきつつあるけど、もっと表現豊かに吹けるようになりたい。たくさん練習をしよう。

 

今日はビブラスラップを買った。

地味な打楽器が家に増えつつある。

楽器が増えるのは楽しいね!

次は銅羅が欲しいな!

いつか思い出になる

今週のお題「暑すぎる」

エアコンの効いた冷たい部屋に寝転がって思うのは、さっき見たビデオと、あの人のことだった。

時が静かに流れるのは幸福なことであり残酷なことだ。毎日毎日思い出して淋しくなる訳じゃない。昨日だってわたしは友達と大騒ぎしながらコンビニに行ってお菓子買って、雑誌見ながらワアワア言っていた。今日だって。

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スケートリンクの真ん中あたりでくるくる回っていた彼は、わたしが手摺りにつかまったままゆっくり転ぶのを見ていて、笑いながら近づいて手を差しのべてくれた。その時の彼の手袋の色。その時に流れていたヒット曲。
いつか三人で下北を歩いていた時の歩くスピード。その時に入った小さなお店たち。その時の話題。
エキゾチックで怪しい雰囲気の料理屋さんで頼んだその料理の味。その時彼が吸っていた煙草の銘柄。わたしの爪の色。
初めて交わした言葉。待ち合わせ場所から見えた景色。空の色。地下鉄の待ち時間。サッカー雑誌のタイトル。笑った言葉。持って行ったバッグ。最後に交わした言葉。
たくさんのことを覚えてはいるけど、たくさんのことを忘れてしまった。大切なこと、ひとつずつ、どうして覚えていられなかったんだろう?というのは失ってから初めて思うこと。忘れてゆくことに胸が痛んだり、もどかしくなったりもするけれど、細部を忘れてしまった思い出はとても優しい。輪郭がぼんやりと曖昧で、気持ちだけが夕方の窓際のように、やわらかく、まぁるく、残っている。
ぼんやりとした色や形で思えるようになれば心は平和だ。余計なことは思い出さない。だから時間が経ってしまった思い出はいつも美しい。
そんなふうにあの人のこともいつか思い出になる。きっと、いろんなことをもっと忘れてしまう。それは残酷なことだけど、きっとしあわせなこと。失ってしまった悲しみや出来なくて後悔したことにいつまでも捕われていることはない。きっとそれは思い出すたびにわたしを優しくさせて元気にさせる。


蝉がせわしく鳴いている。照り付ける日差しは容赦ない。また夏が来ている。わたしたちの夏だよ。今年はいつもより暑いねぇ。暑すぎるよ。
なんだか安心してしまったよ。切実に、まっすぐに、こんなふうに一生失いたくないと思ったものが他にあるだろうか。

STRAY SHEEP/米津玄師

今、日本中が沸いている。

8月5日発売のアルバム「STRAY SHEEP」はこんな時代にも関わらず瞬く間に100万枚セールスを突破した。

8月14日にユニクロとコラボして発売されたTシャツはすぐに売り切れた。わたしもユニクロの行列に友達と並んで2枚買った。店内ではFlamingoが流れていた。 

残念ながら、3月に行く予定だったライブは9月に延期され、振替公演も中止になった。でも、そんな中でわたしの気持ちを支えてくれているのはやはり米津玄師の曲だ。あらゆる記録が破格で更新され続けるアーティスト、米津玄師と同じ時代を生きていられることは、とてもうれしく誇らしくもある。

 

7月10日に公開された米津玄師「感電」。

TBS系金曜ドラマ『MIU404』の主題歌であり、6月26日、ドラマの第一話で解禁された。

 

たった一瞬の このきらめきを

食べ尽くそう二人で くたばるまで

 

わたしはこれを何度も繰り返して見て、聴いて、覚えてしまった。

8月31日で閉園するとしまえんも撮影場所の一つだ。楽曲の華やかさと刹那に輝く様がとてもよく描かれている。今までのMVでは見ることができなかった米津玄師の豊かな表情も魅力的だ。


米津玄師 MV「感電」

 

それは心臓を 刹那に揺らすもの

追いかけた途端に 見失っちゃうの

 

この曲を聴いて健人はなんて言うだろうか。先生はなんて思っているだろうか。

届くはずのない人のことばかりを考えてしまっている。

洋楽ばかりを聴く健人も、古い歌を好む先生も、きっと興味がないと思う。だけどわたしがこんなに心を揺らしていることを伝えたい。「歌」とはそういうものだ。感電していまいそう。あなたたちがいなくて、その隙間に米津玄師の歌が入り込む。ビリビリしてしまう。

 


米津玄師 MV「カムパネルラ」

 

このアルバムの中で一番最後にできた曲が「カムパネルラ」らしい。それを1曲目に持ってくるパワーはすごい。この曲のおかげで勢いのあるアルバムになったと思う。

 

終わる日まで寄り添うように

君を憶えていたい

 

ビリビリしてしまう。

 

「STRAY SHEEP」

こんな時代に「迷える羊」というタイトルでリリースしたのは深い意味があるだろう。世界は未曾有の病気でパニックになり、振り回されるわたしたちは迷える羊である。そんな中、米津玄師のポップソングで癒される。ここは日本だ。米津玄師の曲は日本人らしさがとても前面に出ていると思う。Flamingoなんかはネオ演歌のようにも聞こえて、日本のポップスが好きなわたしはとてもうれしい。

誰もが共感し、誰もが口ずさめる、そんなアルバム「STRAY SHEEP」。歴史に残る1枚になる。

<収録内容>
01. カムパネルラ
02. Flamingo (ソニーワイヤレスヘッドホンCM)
03. 感電 (TBS系金曜ドラマ「MIU404」主題歌)
04. PLACEBO + 野田洋次郎 (野田洋次郎とのコラボ楽曲)
05. パプリカ (Foorin「パプリカ」のセルフカバー)
06. 馬と鹿 (TBS系日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」主題歌)
07. 優しい人
08. Lemon (TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」主題歌)
09. まちがいさがし (菅田将暉まちがいさがし」のセルフカバー)
10. ひまわり
11. 迷える羊 (大塚製薬カロリーメイト」CMソング)
12. Décolleté
13. TEENAGE RIOT (ギャツビーCM)
14. 海の幽霊 (映画「海獣の子供」主題歌)
15. カナリヤ

 

主人公/さだまさし

永遠を誓うものよりも、移り行く毎日のほうが美しいと思うのは、そうでなきゃやりきれない部分があるからかしら。永遠に、とか、これからもずっと、だなんてあの人に対して思えない。あの人に出会ってから10年、でもまたこれからも同じような日々が何年も続くとはどうしても思えない。
嫌になるほど誰かを知ることはもう二度とない気がしてたけど、きっとわたしは別の人をもっと知っていくのだと思う。

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24時間テレビさだまさしが出てるから見て!」

母親からLINEが来て、普段は付けないテレビを付けた。

わたしは母親のおかげで生まれたときからさだまさしファンだ。幼稚園の先生に「亜美ちゃんの一番好きな歌は何?」と聞かれて「無縁坂」と答えたことを覚えている。

テレビでは、さだまさしファンが選ぶNo.1ソングの「主人公」が流れている。

「主人公」は1978年(昭和53年)3月25日に発表された「私花集」にて発表された曲。

 

あなたは教えてくれた 

小さな物語でも

自分の人生の中では

誰もがみな主人公

 

過去を振り返って切なくなったり悲しくなったりすることもある。

だけど、何度思い出しても胸が熱くなる様な経験ができたことは幸せなことであるよ。悲しいことや切ないことも、きっとこれからの自分を力づけるものになる。

わたしの人生の中ではわたしが主人公だから、どんな道を選んで進んだって人生はちゃんと続くのだ。強く生きるのだ。

 

 

こころのささえになってるのはいつもほんの小さなものだったりするんだよ。真実かどうかだなんてどうでもいいの。それで今が救われているなら。神様は粋なことをしてくれる。こんなときに頼れる綱をちゃんと残しておいてくれたんだ。

 

日曜日の退屈。
思考回路がショートしてしまいそうなこんなときは物事のディテールを見よう。そうすれば穏かな日常を少しでも感じることができるから。
雨があがった空。熱っぽいカラダ。CHANCEの匂い。キャンドルの色。書き終わった手紙。新しいメロディ。

間違いだってあるだろう、後悔だってするだろう、それなら大切なものから順番に守っていけばいいんだって、いつだったか誰かが言ってた。

あなたに恥ずかしくないように生きていきたい。